株式投資の銘柄ってどうやって見つけるの?
財務諸表を分析したり、株価チャートで買い時の予兆が出た時に買う人もいますが、初心者にはかなり難しいことです。
私は財務諸表も読めなければ、チャート分析もできません。
それでも含み益で+30%のリターンを出しています。
そこでこの記事では、分析のできない私が実践している個別株投資の銘柄の探し方を事例で紹介します。
この記事を読めば、個別株投資の銘柄を見つける思考法が分かります。
株式投資の銘柄を見つける方法
思考法の手順は大きく2ステップです。
Step1は身近な事象を深掘りすることです。
身近な事象とは、テレビやネットで見たニュース、周りで流行っている物やサービスなどです。
それらに興味を持って連想していきます。
運用資産を13年間で777倍にした投資家ピーター・リンチ氏の著書、「ピーター・リンチの株の法則」でも語られている手法です。
リンチ氏も、妻や娘と買い物したり、会話したりする中で、妻や娘が夢中になっているものを観察して投資のヒントを得ていたそうです。
リンチ氏の投資法は、一般人にも再現可能な方法です。気になる人は本書を読んでみることをおすすめします。
Step2で、その事象により、最終的に誰が儲かるのかを考えていくことです。
ここからは私が実際に銘柄選定した事例で説明します。
事例1:YouTubeの流行
私がいつからYouTubeを見始めたか記憶が定かではないですが、2017年頃に「YouTubeが面白い!」と思い始めました。
その時、私はこう考えました。
- YouTubeって面白いな。
- 最近、HIKAKINというYouTuberが流行っているらしい
- 「YouTuber」がこれからもっと増えるんじゃないか?
- HIKAKINは「UUUM」という事務所に所属しているらしい
- HIKAKINのような成功を目指して、UUUMからたくさんのYouTuberが出てくるんじゃないか?
- 誰が儲かる?
そこで「UUUM」の株を調べたところ、株価は上昇トレンド。
早速買い付け、株価が少し上がったタイミングで売り、数万円を儲けました。
YouTubeが流行って儲かるのは、アルファベット社だけではないということです。
このように、自分が周りで面白いと思っているものや使っているサービスにヒントがあります。
事例2:東京オリンピック
2020年のオリンピック開催地が東京に決定した時は、歓喜でしたね。
この時、私はこう考えました。
- 東京でオリンピックが開催される
- 円滑な運営のために、東京周辺の建物や道路などの交通網が整備される
- 新しい施設が建設されたり、道路の修復が行われる
- どこの会社が儲かる?
それから、建設業や道路舗装の会社を調べていくわけです。
私が保有する「東亜道路工業株式会社」は、国立競技場の建設に関わっていて、購入時から+20%のリターンを出してくれました。
事例3:コロナによる外出規制
コロナにより緊急事態宣言が発出され、外出規制が行われたのは、まだ記憶に新しいでしょう。
この時、私はこう考えました。
- 外出規制により、旅行や遠出などの人が出かける機会が減っている
- 伴って、車の事故が減っているらしい
- 事故が減ると、保険会社は損害補償を支払わなくていい
- 誰が儲かる?
保険会社を調べて株価をチェックします。
私は「東京海上ホールディングス」の株を保有しており、この銘柄は年初来高値を更新する勢いで伸長しています。
東京海上ホールディングスの株価上昇については、事故の減少よりも、米長期金利の要因が非常に大きく関係しています。
しかし、個別銘柄を探すきっかけとして、このような考え方で辿り着くことがあるという事例紹介として挙げました。
どうやって情報を集めたらいい?
そもそも、どうやってそんな情報を入手できるの?
まず一つは、身近に流行っている物やサービスに興味を持つことです。
二つ目は、新聞やニュースを見ることです。
以下の記事で、日経新聞を無料で読む方法などを紹介しています。
この2つからまずはアンテナを張って、視野を広げてみましょう。
そして気になった企業の銘柄を調べてみるのです。
この見つけ方で投資する際の注意点
注意点としては、短期投資なのか、長期投資なのか、購入前にはっきりさせておくほうが良いということです。
なぜなら、長期投資に向いていない可能性があるからです。
特に、流行やトレンドに乗っているだけで、業績が安定していない企業に投資する場合は、短期売買を前提にするのが得策です。
例えば、先ほど例に挙げたUUUMは、2022年6月現在は低迷しています。
私のやり方を紹介すると、短期的な流行の可能性がある場合は、
- ○%プラスになったら売る
- ○万円プラスになったら売る
など、欲張らずに、売るタイミングを決めておくようにしています。
株価が下がってしまった時も同様です。
私は深手を負わないように、
- ○%マイナスになったら売る
- ○万円マイナスになったら売る
としています。
一時期、不織布マスク関連の銘柄を購入しましたが、数日でマイナスに転じたので、1万円で損切りしました。
その後、その銘柄は下がり続けました。
銘柄選定には失敗したものの、損切りタイミングは賢明だったと思います。
このように、
- 短期投資なのか、長期投資なのか
- どのようなルールで運用するのか
株を購入する前におおよその前提を自分の中で設定しておくとよいでしょう。
まとめ:身の回りのことにアンテナを張ってみよう
まずは身の回りのものを観察してみましょう。
ヒントは意外に近くに転がっているかもしれません。
ピーター・リンチ氏の本も参考にしてみると、より深く投資法がわかります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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