個別株投資に興味があるけど、どんなメリット・デメリットがあるのか知りたい。
個別株投資は、「自分で株の銘柄を選んで投資する手法」です。
私は、個別株投資、投資信託、高配当株投資をしています。
なかでも、初めてトライした投資が、個別株投資でした。投資歴は6年になります。
保有している9割以上の銘柄が含み益を出しています。
(私が保有している銘柄の評価損益のスクリーンショット)
しかし、そんな私も6年前は全くの初心者でした。
自分で投資を実践し、メリット、デメリットを、身をもって理解してきました。
この記事では、全くの初心者で投資を始めた私が感じた、
- 個別株投資メリット・デメリット
- 私が個別株投資をする理由
を解説します。
個別株投資のメリット
- 大きいリターンを狙える
- 配当金のもらえる額も大きい
リターンが大きい
個別株投資は、基本的に100株単位で買います。
購入した銘柄の株価が100円上がれば、
100円×100株=10,000円の含み益が出るということです。
「含み益」とは、未確定の利益のことだよ。「評価益」とも呼ばれるよ。
基本的に、株価が高い銘柄ほど、株価の振れ幅は大きくなります。
海運業の大手である「日本郵船」の株を見てましょう。株価の上げ幅が+230円となっています。(2022年6月1日時点)
この銘柄を100株持っていた場合、
200円✖️100株=20,000円の含み益が、前日よりも増えることになります。
1名柄で1日にこれだけ増えることもあるのです。
自分が買った時点よりも高い株価の時に売れれば、その差が利益になります。
一般的に株価が高いほど、値動きは激しくなります。
1名柄で大きなリターンを出せるのが、個別株の魅力です。
配当金のもらえる額も大きい
2つ目は、配当金のもらえる額も大きいことです。
先述の通り、100株単位で買うので、1株当たりの配当金の100倍もらえます。
例えば、先ほどと同じ日本郵船でみると、
配当金が1株あたり1,450円となっています。
もし、100株を持っていたら、
1,450円✖️100株=145,000円
の配当金がもらえるということです。(ただし、税金が引かれます。)
極端に配当金の高い株を選びましたが、
やはり100株も持っていると、配当金をもらえる額のインパクトも大きく変わってきます。
あわよくば、売却益も配当金も、両方の見返りを狙えるというのも魅力です。
一般的に「売却益」を「キャピタルゲイン」、「配当利益」を「インカムゲイン」と呼ぶよ。
個別株投資のデメリット
- リスクが大きい
- メンタルによくない
- 自分で銘柄選定をしないといけない
リスクが大きい
1つ目はリスクが大きいことです。
リスクは、リターンと表裏一体です。
株価の値上がりが高いことが期待できるなら、逆に値下がりすると大きな損失になる可能性があるということです。
UNIQLOを展開する「ファーストリテイリング」の株価をみると、1日で410円値下がりしています。
この株を保有していた場合、
410円✖️100株=41,000円
がたった1日で含み損になるということです。
このように、値下がりの影響も大きく受けるというリスクがあります。
メンタルによくない
2つ目は、メンタルによくないということです。
先に述べたように、値動きの上下に非常に左右される投資方法なので、日々の値動きに一喜一憂してしまいます。
1日数百円、値上がりしたら
「今が売り時かな?」
と考えます。
逆に、数百円値下がりしたら、
「昨日よりも数万円、損した」
「昨日、売っておくべきだったかな」
と値動きに比例して感情が乱れやすくなります。
自分で銘柄選定をしないといけない
3つ目は、自分で銘柄選定をしないといけないということです。
どの銘柄に投資するのが良いか、自分で見つけて、決めなければなりません。
指標や売り上げの状況を分析したり、チャートを観察したり、さらには売買のタイミングも判断しなければなりません。
銘柄分析をデメリットに挙げましたが、自分で選べるのが楽しいという人もいます。これは個人の価値観の問題です。
しかし、私個人的には、
- どの指標で投資判断するか
- どのタイミングで売買するか
などは、時間と脳のリソースを使う作業です。
私はズボラな性格なので、”面倒なこと”=デメリットになると考えます。
私が個別株に投資する理由
このように、メリット、デメリットがあるなかで、私が個別株に投資する理由は、
資産形成を加速させたかったからです。
私には「とにかく会社を早く辞めたい」という強い動機がありました。
早期退職するために、資産形成を加速させる必要がありました。
なぜ早期退職したかったのか、詳しいエピソードはプロフィールからご覧いただけるので、ここでは省略します。
私は、平均リターンで+約30%以上の含み益を出しています。
投資信託の平均リターンが3~5%と言われているなかで、このリターンは大きいでしょう。
つまり、一気に資産を増やすことができるという魅力があります。
「結果論だ!」
と反論が聞こえてきそうですが、リスクを取ったからこそ、リターンを受けられるのです。
私も昔は、マイナス20%で損切りしたこともあります。
それでも、やはりリターンのほうが大きい。だから、損するリスクも受け入れて、投資をしています。
どの証券口座で個別株投資を始めたらいいの?
私が初めて個別株投資を開始して、今も使っている証券口座は、SBI証券です。
私は、SBI証券、楽天証券、野村證券、ネオモバイル証券の4つの証券口座を持っています。
なかでも手数料が安く、使いやすいと思ったのが、SBI証券です。
簡単な比較ですが、例えば、50万円以下の株の売買にかかる手数料は、
野村証券の場合、524円
SBI証券の場合、275円
です。
倍ちかく違いますよね。投資において、手数料が安いほうを選ぶのは必須です。
多くの個人投資家は、手数料が低い証券会社を選ぶよ。
「使いやすい」という部分については、個人の感覚的な部分があるかもしれません。
しかし、色々な銘柄をリサーチする際、また、売買する際、直感的に操作できるという点が気に入っています。
(SBI証券アプリでトヨタ自動車の株価チャートを見たときの画面:クリックで拡大)
この画像を見ても何のことやらと思いますが、イメージだけでも。
口座開設は無料なので、まずは自分の証券口座を作って、投資したい銘柄をウォッチすることから始めてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
- リターンが大きい
- 配当金のもらえる額も大きい
- リスクが大きい
- メンタルによくない
- 自分で銘柄選定をしないといけない
リスクを取ってでも、資産形成を加速したいという目的と合致すれば、個別株投資は強力なエンジンとなってくれると確信しています。
ただし、個別株投資はハイリスクに分類される投資。
個別株に限りませんが、必ず生活防衛金を確保し、リスク許容度を理解したうえで、投資をすることが大前提です。
生活防衛金とリスク許容度については、投資を始める前に知っておきたい3つのことを読んでみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!