個人投資家がどんな銘柄を売買しているのか気になる。
こんにちは、ぽん(@yhasesan)です。
私は2022年に退職し、サイドFIREしました。現在は個別株や投資信託などで、3,000万円以上を運用しています。
今回はその運用の一部、2022年の個別株の収益を公開します。
結論を申しますと、+1,187,750円の譲渡益を利益確定しました。
この記事では、
- 収益を出した6銘柄
- 購入、売却の理由
を解説するので、ぜひ最後まで読んでください。
2022年に利益確定した6銘柄
2022年に確定した譲渡益は+1,187,750円でした。
銘柄は以下の6銘柄です。
- (9104)商船三井 +466,300円
- (1820)西松建設 +33,850円
- (8766)東京海上HD +194,610円
- (6367)ダイキン工業 +357,540円
- (1882)東亜道路 +90,200円
- (8306)三菱UFJ フィナンシャルグループ +45,250円
それぞれの銘柄の詳細を解説します。全て100株単位での売買ですので、株数は以降、省略します。
(9104)商船三井
商船三井は、鉄鉱石船、タンカー、LNG船中心に不定期船に強い、海運の大手企業です。
商船三井の特徴は、配当利回り16%超え(2022年12月時点)の圧倒的な高配当です。
保有しているだけで16%の利益を得られるようなものなので、インカムゲインを狙う人が多いのです。
しかし、私は利回りの16%以上を狙えると予想し、インカムゲインではなく、キャピタルゲイン狙いで株を購入しました。
配当金のように保有しているだけで継続的に入ってくる収入を「インカムゲイン」、株を売却した時の差で出た売却益を「キャピタルゲイン」と言うよ。
私が購入した時期は、商船三井の株は上昇トレンドでした。
これだけ利回りの高い銘柄は、株価のアップダウンがかなり激しいのです。
というのも、配当をもらえる権利日を過ぎると、権利確定の売りが出て株価が急落する傾向にあります。
ですので、私は「配当権利日になる前に売却する」と決めていました。
6,560円で買い、その後、株価は上昇。5ヶ月後の11,215円で売りました。
譲渡益は+466,300円で、+71%増。
高配当株は持っているだけで配当金が入るのですが、+71%ともなれば、数年分の配当金を得たことになりますから、結果としてOKだと思っています。
商船三井の株価は株式分割されたので、現在は1株3000円台になっていますね。
高配当株でインカムゲインを得たい時は、権利確定の数週間~1ヶ月前ぐらいに売るようにしているよ。
(1820)西松建設
西松建設は、ダムやトンネルなど、土木に実績のある準大手ゼネコンです。
西松建設も配当利回りが7.28%(2022年12月時点)で、高配当株ランキングでも上位に入ってくる銘柄です。
さらに建設系は「国策」の中でも、インフラ老朽化対策や耐震化を骨子とした「国土強靭化」として重要なテーマとして位置づけられています。
その中で私は、利回りの良さと成長性に期待して、西松建設を選んで投資しました。
しかし、2022年に西松建設で不祥事のニュースが出たので、売却。
私は「応援したい企業に投資する」と決めているので、少し不信感を抱くような企業は売却しています。
そのため、西松建設もモットーに反するので売却しました。
3,505円で買い、3,846円で売り。
+33,850円で、+9%増でした。
個別株では+10%以上を狙っているのですが、1年間保有して配当金も得られたので、まずまずというところです。
建設業界は利回りの高い企業が多く、インカムゲインとキャピタルゲインの両方を狙える可能性があるね。
(1882)東亜道路
東亜道路は、独立系道路舗装大手です。「アスファルト乳剤」という道路用資材の化学メーカーでもあり、国内トップクラスの市場シェアを獲得しています。
東亜道路も西松建設と同じく、国土強靭化テーマの一つとして注目されています。
私が東亜道路を購入した理由は、「命に関わる物やサービスにはお金を払う」という投資家の記事をインターネットで見たのがきっかけです。
道路にひび割れや欠陥があると、事故につながったり命の危険がありますよね。
ですから、国は国民の命を守るために道路の補修にお金をかけるのです。
あってほしくはないですが、地震や豪雨による道路陥没など自然災害も数年に1度はあります。
そうなると道路関係の企業の需要が伸びるのです。
私は、東亜道路は国土強靭化のテーマに沿っていて、業績も期待できるだと思い、購入しました。
しかし、2022年9月の決算で「業績の進捗率が1%」と驚愕の結果が発表されました。
それを受け、株価は下落。
私は「やや狼狽売りかも。」と感じながらも、業績が回復するのか、不信感が拭えないので売りました。
4,645円で買い、5,550円で売り。
+90,200円で、+19%増でした。
その後、株価は持ち直したようですが、再び投資するかどうかは、今後の決算を見て決めようと思っています。
投資の名言に「国策に売りなし」と言われるぐらい国策は優良テーマだけど、最後は自分の意思に従って売るよ。
https://pon-toushiblog.com/how-to-collect-investment-information/
(8766)東京海上HD
東京海上ホールディングス(HD)は、メガ損保で首位級の会社。東京海上日動が主体です。
東京海上HDは財務健全な”優等生株”で、投資家の間では人気の銘柄です。
私も一生保有銘柄として買い付けました。
しかし、2022年に芳しくない決算が発表され、一時株価が下落。私は何を考えてか、狼狽売りしてしまいました。
しかし含み益は出ていたので、少し目減りした程度で済みました。
5,355円で買い、7,307円で売り。
+194,610円で、+36%増でした。
一時は売却してしまったものの、冷静な判断が出来てなかったと後悔し、再び買い付け。
買い直してからも株価は上昇し、プラスで推移しています。
東京海上HDは2022年10月に「株式分割」をして、1株あたりの株価が低くなったので買いやすくなったね。
(6367)ダイキン工業
ダイキン工業は、エアコン世界首位級のエアコンメーカーです。同時にフッ素化学事業も行っており、グローバルトップレベルの企業です。
ダイキン工業の主力のエアコン。つまり、夏になれば商品が売れて事業が儲かる、猛暑関連株と言えます。
「今年も猛暑」だというニュースが出れば、猛暑関連株は”買い”なんです。
特に2022年は日本のみならず欧州でも記録的な猛暑のニュースが続いていました。
それに、私は2021年からダイキン工業の株をウォッチしていました。
そこで「夏になるとダイキン工業の株価が上がり、秋になると株価が下がる」と気付いたので、2022年は「ダイキン株を買ってみよう」と決めました。
予想は見事に的中。
20,600円で買い、24,241円で売りました。
+357,540円で、17%増でした。
私が購入した時期は3月で売却したのは9月です。
1単元で買おうと思うと200万円を超えるので、人によっては多額の投資になるかもしれません。
しかし、その分、ボラティリティも激しいので、数ヶ月で多くの利益を得られる可能性もあります。
猛暑関連株は夏に買ってから買うのではなく、春先に買っておくといいんだなと経験から学んだよ。
(8306)三菱UFJ フィナンシャルグループ
最後は、三菱UFJフィナンシャルグループです。
三菱UFJは、国内最大の民間金融グループです。
私がUFJの株を購入した理由は、NISA枠が数万円余っていたからという単純な理由です。
NISAは年間120万円の枠で株を売買できますが、120万円を使い切るのが意外に難しいのです。
私は、枠が残り数万円ぐらいになると、100,000円以下で買える株を買って、なるべくNISA枠を使い切るようにしています。
UFJは、株価が400円台と買いやすくてNISA枠を使い切るのにちょうど良く、高配当としても魅力的な株だったので、購入しました。
そこで2022年12月、日本銀行が長期金利の上限を引き上げる金融緩和を発表。銀行の利ざや改善が期待されるとの見方が強まり株価が急騰しました。
427円で買った株が876円となり、倍以上になりました。
今後も株価が上がる可能性はありますが、期待以上のリターンを得たので売却。
+45,250円で、106%増でした。
狙って買った株ではなかったので、たまたま急騰してくれたという感じです。
出来るだけ株価が高いところで売りたいけど、利益を深追いしすぎるのも考えもの。自分が満足できるリターンで売るのがベストだと思っているよ。
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まとめ:個別株投資は資産形成を加速させる
2022年の個別株の収益は+1,187,750円でした。
税金が引かれるので実際に手元に残る金額はそれ以下ということはご了承ください。
積立投資では平均リターンが+4%がいいところという共通認識のなか、個別株だと4%以上のリターンを狙えるのが魅力です。
しかし、プラスになる振れ幅と同様にマイナスになる可能性があるのも、忘れてはいけません。
投資は自分のリスク許容度に合わせて行うべきだと思います。
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※会社概要は四季報を参考にしています。
※本記事は金融商品の購入を促す目的ではありません。
※投資は個人の責任でお願いします。
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