積立投資をしてる人は多いけど、何がそんなにいいの?
こんな疑問を感じることがあるかもしれません。
私は個別株投資や高配当株投資に加え、投資信託の積立投資もしています。
積立投資が最良の投資法だと感じています。
複数の株式投資をしてきた観点から、積立投資のメリット・デメリットを解説します。
積立投資のメリット
- 時間を自由に使える
- 失敗するリスクが低い
- 運用をプロに任せられる
時間を自由に使える
1つ目は、時間を自由に使えることです。
個別株投資や高配当株投資は、基本的に、リサーチに時間を取られます。
IR情報をチェックしたり、チャートを分析したり、主要指標がどうなっているかを調べる必要があります。
また、含み益が発生した時に確定させてリターンを得るやり方ですから、タイミングを見計らっておかねばなりません。
銘柄選定と売買のタイミングを図るため、株価の推移を観察に時間を取られてしまいます。
しかし、積立投資は、銘柄選定が必要なものの、一度、積立設定してしまえば、後は何もしなくても良いと言っても過言ではありません。
積立投資は、基本的には長期保有が前提の投資法であり、短期間で売買するような投資法ではないからです。
サラリーマンも主婦も個人事業主も、みんな忙しいですよね。
仕事、家事、育児、勉強、趣味、自分時間。
24時間をうまく使って毎日を過ごしていきたいのに、お金の心配をしたり、投資に割く時間を本当は減らしたい人は多いでしょう。
このような背景から、積立投資の設定をしてしまえば、値動きを気にすることもなく、投資にそこまで気を配らなくても良い状態になります。
日々の時間を自由に使いながら、投資できるというメリットがあります。
失敗するリスクが低い
2つ目は、失敗するリスクが低いからです。
投資のリスクを減らす方法に、分散投資と長期投資という2つの考え方があります。
分散投資
「卵を一つのカゴに盛るな」という投資の格言にあるように、一つのカゴに卵を盛るとそのカゴがひっくり返った時に全ての卵が割れてしまうかもしれないが、複数のカゴに分けておくと一つがダメになっても影響は少ないということです。つまり、特定の商品だけに投資するのではなく、資産を分散して投資することが大事だよということですね。
分散投資を叶えてくれる投資が、投資信託なのです。
投資信託は金融商品の詰め合わせパックのようなものです。
よくお弁当の詰め合わせに例えられます。
「白ごはんだけ!」「唐揚げだけ!」のお弁当ではなく、白ごはん、唐揚げ、漬物、野菜などを組み合わせて1つのお弁当として売っているようなイメージです。
例えば、人気銘柄の【楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)】の投資内容を見てみると、約4000銘柄の企業を少しずつ組み入れて一つのお弁当にしています。
出典:楽天証券
長期投資
出典:「投資の科学」
このグラフは「投資の科学」という本にある、投資期間とプラスリターンを得られる確率を表したグラフです。
100年後まで投資し続けた場合は100%プラスになるとデータでは示されています。
100年は現実的ではないとは言え、期間が長ければ長いほど、プラスになる確率が高いことがわかりますよね。
このように、長期投資になればなるほど、マイナスになるリスクを抑えられるということです。
運用をプロに任せられる
3つ目は、運用をプロに任せられることです。
例えば分散投資をする際に、自分で何百何千銘柄を選定しようとすると大変ですが、投資信託は既にパッケージになっているので、自分で組入銘柄を選ぶ必要はありません。
ファンドマネージャーというプロ集団が組入銘柄の選定を行なってくれます。
毎日の値動きを気にする必要がほとんどないうえ、どの企業に投資したらよいか判断出来ない、時間を取れない人には有効な投資方法になり得ます。
積立投資のデメリット
デメリットは、資産が増えるスピードが遅いことです。
積立投資は、リスクを抑える代わりに、平均的なリターンを狙う長期投資です。
そのため、「一週間で何万円も利益が出た!」というようなことはほぼありません。
下のグラフは、毎月1万円を50年間積み立てた場合のシミュレーションです。
10年経過ではほとんど差が出ませんが、長期になればなるほど、運用益が大きくなり総資産が増えることがわかります。
つまり、短期間では大きな利益は得にくいということ。
じわじわと資産が拡大していくことになります。
そのため、投資による資産が増えている感覚を掴みづらいのです。
何が何でも早く資産を増やしたい人にとってはデメリットとなります。
まとめ:積立投資で時間も確保しながら資産を増やそう!
私が考える最大のメリットは、投資している期間を他のことに集中できる点です。
人生には大切な時間があります。
家族と過ごす時間、友人・恋人と過ごす時間、自己研鑽のための時間。
それらに没頭するために、積立投資は最適解と言えるのではないでしょうか。
投資信託ではなく、個別株のメリット・デメリットを知りたいという人は、こちらの記事もご覧ください。
https://pon-toushiblog.com/merit_demerit_individual_stock/
最後まで読んでいただきありがとうございました!