お金を貯められる人ってどんな考え方をしてるの?
お金持ちは会社を興した成金?
家計をやりくりする節約術を必死にやっているんじゃないの?
と思うかもしれません。
しかし実際の考え方はものすごくシンプルです。
この記事では、31歳で2000万貯めた私が、貯金に成功する6つの考え方と貯金思考が身に付く本3選を紹介します。
この記事を読めば、お金が貯まる思考法を身につけ、あなたも今日から貯蓄体質になっていきます。
節約とはオーバースペックを見直すこと
お金を貯めるとなると、「節約すること」が頭に浮かぶ人が多いと思います。
節約と言うと、
- 欲しいものを我慢すること
- 食事を質素にすること
- 電気や水の使う量を減らすること
など、節約=我慢を強いられるツラいものというイメージがあるかもしれません。
確かに、節約は無駄を省いて切り詰めることです。
しかし、節約は本来、そんな苦行のようなものではありません。
「切り詰めないと」と思うから苦しいのです。
切り詰めるのではなく、
自分にとってオーバースペックな分を省く
これが適切な節約です。
例えばオーバースペックになりすぎている物と言えば、
- 不安だからと入りすぎている保険
- 高速通信のほうが安心だからと使い続けているスマホの大手キャリア
などが代表例です。
こういうオーバースペックな出費を見つけたら、
- 過剰なサービスを適正にする
- 代替案に切り替える
これらをすることも立派な節約です。
私は必要以上の保険には入っていないですし、スマホも20GBも使っていないと気付いてからは、格安スマホに切り替えました。
オーバースペックであるかどうかは、その人の家庭や生活の状況により様々です。
だから、自分にとって、
「ちょっと払いすぎているな」
「自分の生活には過剰サービスかな」
と思う分だけを減らしていけばいいのです。
このように考えると、節約は切り詰めて生活することではないことが分かると思います。
節約に苦手意識がなくなると、出費を減らす、お金を貯める行為が自然と出来るようになります。
手間をかけない
私はお金を貯める時も増やす時も、手間をかけないことを重視しています。
なぜなら、「節約のためにあれやらなきゃ、これやらなきゃ」と毎回考えるのはストレスだからです。
概念的に説明すると、
- 10の手間を365日続ける
- 20の手間を1日だけする
なら2を選ぶということです。
お金のことを考えて行動するのは最小限にして、お金の心配する時間をなくしていくのです。
だから、「10の手間を365日続ける」選択はナンセンス。
それなら、②の「20の手間を一回だけする」のほうが楽できます。
ちなみに20の手間は「効率が良いこと」である必要があります。
1度やれば効果が大きく、効果が持続することです。
例えば、電気代を気にして
よりも、
ほうが、トータルで見ると手間が省けて効果も大きいということです。
手間をかけずにお金を貯める、増やす方法はこちらの記事で紹介しています。
生活の質を下げない
貯金をする上で大切なことは、生活の質を下げないことです。
私の場合、お金を貯める最終目的は、人生豊かな時間を作ること。
貯金や節約が苦しいと感じたその時点で、豊かではなくなってしまいます。
極端な例ですが、スマホ代が高いからといって、スマホを一切持たない生活は、不便なうえに、生活の質も下がりますよね。
しかし格安スマホに乗り換えると、費用を安く抑えながらスマホを使い続けられます。
「貯金、節約するためだから」といって、自分の生活が惨めで苦しくなるような節約はしないこと。
生活の質を下げるのではなく、最適化を目指しましょう。
生活の質を上げない
3つ目は生活の質を上げないことです。
これもお金が貯まるマインドとして大切なことです。
年収1000万円の人でも、年間の生活費が1000万円もかかるなら、全く貯金はできませんよね。
生活の質を上げてしまうと、貯金できる金額が少なくなってしまいます。
さらに、一度上げた生活水準を下げることは精神的にかなりの抵抗感が生まれます。
しかも、人はお金があると使いたくなります。
この心理を押しのけて、生活の質を上げないようにすることです。
そうすることで、貯金できる金額が増えていきます。
私は20代後半で既に貯金1500万円を超えていましたが、外食回数を増やしたり、Uber eatsなどの宅配に頼ることなく、一人暮らしで3食自炊していました。
価格ではなく価値で買う
というお金の格言を聞いたことがありますか?
本当に欲しいものは高くても買う、要らないものは安くても買うなということです。
値段で迷ったけど買ったものは、あまり後悔しないものです。
逆に安いからといって買ったものは、結局使わなかったりして損をすることがあります。
私は最近、iPad Air5を購入しました。値段は張りましたが、自分で価値を判断して買ったため、後悔はありません。
スーパーやドラッグストアなどで売っているワゴンセールで衝動買いすることはありません。
お金が貯まる人は価値で判断して買い物をするので、自然と安物買いの銭失いをしなくなります。
買い物をしている時に
「今だけこの価格!」
「セールにつき50%OFF!」
というフレーズを見聞きすると思います。
あれは、「損失回避の法則」という「得を求めるよりも損を避ける」という行動経済学を利用したマーケティングです。
「今買わないと損だ」と思わされるため、つい買ってしまうのです。
自分の価値観が明確である
最後に、自分の価値観が明確であることです。
自分の価値観が明確だと、
- 何が自分にとって豊かな生活であるか
- 自分は何にお金を使うと幸せを感じられるか
- 自分は何にお金を使わなくても生活できるか
を判断できるようになります。
この判断ができると、使いたいことにお金をかけ、自分に意味のないことにはお金を払わないで済みます。
つまり、出費のメリハリがきくようになります。
例えば私の場合、大切なものは「家族」と「友人」です。
家族や友人へのプレゼントは惜しみなく使います。
一方、オシャレに興味がないので、服にお金をかけません。ブランド物のカバンも買いません。
清潔感が保たれていれば、オシャレにコストをかける意義がないと考えているからです。
(オシャレさんを否定しているのではなく、私の価値観に基づく意見です)
このように、価値観が明確であれば、他人の目を気にして使っているお金は減り、自分の使いたいことにお金をかけられるようになります。
考え方を身につけるために役立つ本3選
これまで紹介した考え方をより深く身につけるために役立つ本を紹介します。
どれも私自身、自分の考え方を洗練するのにとても重宝した3冊です。
「お金の大学」
IT企業経営、投資家、登録者200万人超えのYouTuberの顔を持つ両学長の一冊です。
この本では、経済的に豊かになるための「5つの力」が解説されています。
5つの力のうち「貯める力」のパートで、どういう費用がオーバースペックなのか、家計を最適化するための考え方と方法を提示してくれています。カラーイラストをふんだんに使っているため、お金の知識に疎い人にも理解しやすい内容になっています。
辞書のような使い方ができる一冊なので、電子書籍ではなく紙の本で持っておくことをおすすめします。
「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」
初版から20年経った今も読まれるロバート・キヨサキ氏の人気著書「金持ち父さん、貧乏父さん」シリーズの一つです。
手間をかけない考え方は、少ない力で最大限の効果を得る「てこの原理」に似ています。てこの原理を「レバレッジ」とも言います。
レバレッジをどう利かすのか、お金を増やしていくための考え方「頭脳のレバレッジ」を教えてくれます。
一度身につけてしまえば、様々なシーンで応用のきく思考法です。
「あした死んでも後悔しないためのノート」
ベストセラー作家のひすいこうたろう氏の著者です。
この本は「自分に大切なものがはっきりしない」というあなたにおすすめです。
自分の「死」について考えることは、自分の「生き方」を考えることでもあります。
著者からの問いに答えていくだけで、自分の中にある本質的な価値観が明確になります。
この本の良いところは、読んで終わりではなく、書くことで自分の考えをアウトプットしながらワークを進められることです。
私自身、この本の問いに答えを書き込み、定期的に振り返りながら、価値観を再確認しています。
まとめ
この記事では、31歳で2000万貯めた私が、貯金に成功する6つの考え方と、考え方を身につけるのに役立つ3冊を紹介しました。
- 節約とはオーバースペックを見直すこと
- 手間をかけない
- 生活の質を下げない
- 生活の質を上げない
- 価格ではなく価値で買う
- 自分の価値観が明確である
- 「お金の大学」
- 「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」
- 「あした死んでも後悔しないためのノート」
どれか一つでいいので、意識してみてください。そうするとお金が貯まる思考法が身につき、今日から貯蓄体質になっていきます。
「節約は何から始めたらいい?」と悩んでいる人に向けて、以下の記事で具体的な方法を紹介しています。合わせてご覧いただければと思います。
https://pon-toushiblog.com/what_to_do_first_for_cost_reduction/
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!