貯金したいのに、なぜか貯金ができない。
収入は安定しているのに、お金が貯まらない。
こう思う人は少なくありません。私も昔は散財していました。でもお金が貯まらない特徴を理解して行動を変えると、どんどんお金が貯まるようになったのです。
この記事では、貯金ができない人の特徴6選と、その脱却方法5選について解説します。
【この記事がおすすめな人】
・自分がなぜ貯金できないのか知りたい
・貯金ができるようになりたい
貯金ができない人の特徴
- 特徴①あるだけ使ってしまう
- 特徴②支出を把握していない
- 特徴③安いからと言ってつい買ってしまう
- 特徴④ポイント欲しさに無駄な買い物をする
- 特徴⑤コンビニを多用してしまう
- 特徴⑥家計改善の見直しをしない
特徴①あるだけ使ってしまう
給料が入ったら、気をゆるしてじゃんじゃん使ってしまっていませんか?
クレジットカードの支払いとも重なり、給料が入ったばかりなのに、
「あれ?もうこれだけ?」
と口座の残高に寂しく感じている人もいるかもしれません。
そういう人は、手元にある金額=使っていい金額と思い込んでいるかもしません。
手元に10万円あったら10万円使ってしまうし、
100万円あったら100万円使ってしまう。
それだと貯金はできないですよね。
特徴②支出を把握していない
以下の質問にパッと答えられますか?
- 先月は生活費の総額でいくら使いましたか?
- クレジットカードの引き落とし金額はいくらですか?
- 食費はいくらかかりましたか?
これらの質問にパッと答えられない人は、自分の支出を把握できていない人です。
特に光熱費やスマホ代などは、クレジットカード引き落としなどは、自動的に引き落とされることがあるため、認識しづらい内容です。
自分が何にどれだけ使っているのか、わからなければ、貯金という目標を立てたとしても、何をどう変えていけばいいのかもわからず、貯金できないのも当然です。
特徴③安いからと言ってつい買ってしまう
安くなっている商品を見ると、ついつい手を伸ばしてしまう。
スーパーのおつとめ品コーナーで余計な物を買ってしまう。
こんなことはありませんか?
こういうシーンで貯金できない人の心理に働きかけてくる悪魔のフレーズ、
「超お買い得商品!」
「大セール!」
「今だけ半額!」
などは、お得だから今買わないと!という気にさせられてしまいますよね。
でも、これらの言葉に惑わされて、安物買いの銭失いになっていませんか?
お金が貯まらない人は、価値ではなく、価格で買い物をしてしまいがちです。
半額になっていて安いからと言って買ったけど着なかった服や、
よく吟味せずAmazonプライムデーや楽天お買い物セールなどの勢いに乗せられて買ってしまった日用品や雑貨があるのでは?
特徴④ポイント欲しさに無駄な買い物をする
「ポイントを貰えるから多めに買っておく」
「ポイントを貰えるから、普段は使わないけど買ってみる」
ということはありませんか?
これも特徴③安いからと言って買ってしまうと同様で、
価値ではなく価格でお買い物をしてしまっているのと同じです。
ポイント欲しさが全て悪というわけではありません。
年間10万円買い物する人が、
現金で全て済ませるのと、1%ポイント還元のクレジットカードで支払うのとでは、お得度が違うことは明らかです。
しかし、「今なら入会で500ポイントバック!」といった謳い文句に乗せられて、月会費1000円の見るかどうかわからない動画視聴アプリに課金するというような行為は、貯金から遠ざかってしまいます。
特徴⑤コンビニを多用してしまう
普段は安いものを買おうとしているのに、コンビニでは何の疑問も持たずに利用していませんか?
そもそもコンビニに置いてあるものは基本的に定価だったり、割高なものが多いです。
自炊したり、水筒を持ち歩いて水やドリンクを買わないようにするだけで、お財布から出ていく出費はガラリと変わるでしょう。
特徴⑥家計改善の見直しをしない
貯金ができない人は家計の見直しをしていないことが多いです。
支出を把握していないのも、一因の可能性もありますが、
「でもでもオバケ」が登場します。
「でもでもオバケ」は私が名付けてみました。
「でも、手続きがめんどくさいから」
「でも、これは自分へのご褒美だから」
「でも、今解約するとお金がかかるから」
「でも、でも」
何かと理由をつけて、見直せる家計改善をしていなかったりします。
何が減らせる支出か、何が無駄遣いになっているのか、
向き合う前に言い訳してはいませんか?
自分が納得しているものなら、その価値はあるのでしょうが、
その前に考えることも丸投げしてしまっては、実は損している状況になっているかもしれません。
貯金をするにはどうしたらいい?
じゃあ貯金ができない人はどうやって貯めたらいいの?
誰でも実践できる方法を紹介するよ!
ずぼらアラサー女子の筆者が2000万円貯めた実際やったことを紹介します。
- 方法①先取り貯金をする
- 方法②支出を把握する
- 方法③自炊する
- 方法④今の自分に本当に必要か考える癖をつける
- 方法⑤完璧にやろうとしない
順に解説します。
方法①先取り貯金をする
一つ目は、先取り貯金です。
手元にある分だけ使ってしまうのなら、
先に貯金する分を分けておいて、使ってよい分だけ手元に残すということです。
そこで、給料から天引きされる財形貯蓄を使うことをおすすめします。
天引きされると、もちろんのこと、その分は自分の給料口座には入ってこないです。
財形貯蓄から引き出すことは可能と言えば可能ですが、その手続きは面倒なはずです。
財形貯蓄の制度がない人は、銀行の定期預金などに自動で振り替える機能を使っても良いでしょう。
先取りする貯金の金額の目安は、手取りの10%です。
- 手取り5万円→先取り貯金5千円
- 手取り10万円→先取り貯金1万円
- 手取り20万円→先取り貯金2万円
といった具合です。
これは、100年読み継がれるお金の名著「バビロン大富豪の教え」にもある9つの教えの中の「収入の1割を貯金せよ」という教えにもある通り、大原則として知られている数字です。
意識を変えるには、ある意味、強制的にやらないといつまだも使い切ってしまいます。
この貯金方法の良い点は、強制力です。そのメリットは、
- 貯金を使わずに済む
- 自分で貯金口座に移したりする手間がかからない
先取り貯金したお金は手元に入ってきません。忘れてしまってください。でもその分、気付いた時には、貯金できていることでしょう。
方法②支出を把握する
次に、支出を把握する方法です。
最も良いのは、家計簿をつけることです。
家計簿アプリ「マネーフォワード」は、写真を撮るだけでカテゴライズや金額を自動入力してくれるので、楽チンですね。
でも、慣れていないと、
家計簿を毎回つけるの面倒じゃない?
という人もいるのではないでしょうか。
そんな人におすすめは、全ての一枚のクレジットカードにまとめて、明細で把握する事です。
カードの明細は大抵月末に締められて月ごとに請求が来ますし、オンライン明細で月の途中でもいくら使ったか、見ることが出来ます。
それで、まずは月に自分がいくら使っているのか、知ることから始めるのです。
私は、楽天カードにまとめていました。
100円以上は全てカード決済、もしくはクレジットカード引き落としに紐付いたQRコード決済で完結させます。
すると、明細に全ての出費が集まります。
まずは月に自分がどのくらい使っているのか把握し、次に何に使っているのかを見ていけばよいです。
明細金額の合計が手取りよりも上回っている場合は要注意です。
利用金額の高い順からテコ入れしていくべきでしょう。
食費や通信費など、各カテゴリ別に見たいという気持ちになってきたら、家計簿アプリなどで管理するという、支出把握に段階的になれていくことをおすすめします。
方法③自炊する
3つめは自炊です。
ベストケースは3食自炊です。
極端な例ですが、自炊1食あたり300円、コンビニ1食あたり600円として、3食のうちどれかor全て自炊をして他はコンビニを利用するパターンと、3食全てコンビニを利用するパターンとで、一年でどれだけの差が出るか、計算してみました。
1食あたりの食費 | 1食自炊+2食コンビニ | 2食自炊+1食コンビニ | 3食自炊 | 3食コンビニ | |
自炊小計 | 300 | 300 | 600 | 900 | 0 |
コンビニ小計 | 600 | 1,200 | 600 | 0 | 1,800 |
1日あたり合計 | – | 1,500 | 1200 | 900 | 1,800 |
1年あたり合計 | – | 547,500 | 438,000 | 328,500 | 657,000 |
3食コンビニとの差額(年間) | – | -109,500 | -219,000 | -328,500 | 0 |
3食自炊と3食コンビニとでは、年間で約32万円以上もの差がつきましたね。
これを見てもまだコンビニを使い続けますか?
3食自炊は難しい!という方はまずは1食からでも自炊に置きかえてみてください。
方法④今の自分に本当に必要か考える癖をつける
安くなっている物を見つけたとき、今の自分に本当に必要なものか、考える癖をつけてみてください。
具体的には買う前に、自分に次のようなことを問いかけることが効果的です。
- 本当に心から欲しいものか?
- 家に同じような物はなかったか?
- 代替できる手段はあるか?
- 買ったら本当に使うのか?
- これがあると日々の生活が豊かになるのか?
一瞬でも立ち止まって考えることができれば、
「いや、今これを買わなくてもいいかな」と冷静に判断できるようになり、無駄遣いを減らせます。
方法⑤完璧にやろうとしない
最後に大事なことです。
それは、完璧にやろうとしないことです。
貯金ができない人は、そもそも貯金が苦手という場合があります。
「いざ貯金するぞー!」と思い立ったのも束の間、だんだんとモチベーションが下がり、家計簿が続かなくてやめたり、アレもコレもやらないとと思うと、何から手をつけていいかわからず、結局やらないという最悪の結果になってしまいます。
完璧にやろうとするあまり、あらゆる貯金術を全部一度にスタートさせたりすると、我慢だらけの生活を強いて、気付かないうちに、心が貧乏になりかねません。
ですから、全て完璧にやろうとせずに、出来ることから始めてみてください。
まとめ:貯金できない人の特徴を理解して対策しよう
今回は、貯金ができない人の特徴6選とその脱却方法ついて解説しました。
貯金ができない人の特徴6選
- 特徴①あるだけ使ってしまう
- 特徴②支出を把握していない
- 特徴③安いからと言ってつい買ってしまう
- 特徴④ポイント欲しさに無駄な買い物をする
- 特徴⑤コンビニを多用してしまう
- 特徴⑥家計改善の見直しをしない
脱却方法5選
- 方法①先取り貯金をする
- 方法②支出を把握する
- 方法③自炊する
- 方法④今の自分に本当に必要か考える癖をつける
- 方法⑤完璧にやろうとしない
あなたはいくつ当てはまりましたか?
また、どの脱却方法を実践してみようと思いましたか?
今日が人生で一番若い日です。
貯金はいつから始めても遅くはありません。
お金を貯めて、自由な人生への土台を築いていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!