FIREするのにいくらお金が必要なのだろう?
最近、FIRE(Financial Independence, Retire Early)という考え方が
流行っていますよね。資産から得られる不労収入で生活できる状態で、働かなくてもいい状態とも言えます。
このレベルに達するにはどのくらいのお金があれば、経済的自立しながら、早期退職できるのでしょうか?
FIREに必要な計算方法と必要な金額を一覧表で解説します。
この記事はこんな方におすすめです。
・FIREに必要な金額の計算方法を知りたい
・FIREするならいくら必要なのか知りたい
・FIREするための目標金額を割り出したい
FIREに必要な金額は?
FIREに必要な金額の計算方法
FIREという概念のもとでは、4%ルールと呼ばれる資産の取り崩し方法が基本となります。
資産から得られる収入の4%を取り崩して生活した場合、資産が残る確率は95%以上だという、アメリカのトリニティスタディという研究結果に基づいています。
つまり、資産運用からの収入で生活費を賄うことが出来るかどうかなのです。
その金額がいくらなのか。この計算式で算出できます。
つまり1年分の生活費の25年分が必要ということです!
25年分ってどのくらいなの?
と思いますよね。
次に月の生活費ごとに、FIREに必要な金額を見ていきます。
生活費から見たFIREに必要な金額一覧表
先程の計算式に当てはめただけの単純計算で算出した一覧表です。
月の生活費 |
FIREに必要な金額 |
35万円 |
1億500万円 |
30万円 |
9000万円 |
25万円 |
7500万円 |
20万円 |
6000万円 |
15万円 |
4500万円 |
10万円 |
3000万円 |
5万円 |
1500万円 |
どうでしょう?
あなたの今の生活費から考えるといくら必要でしょうか?
もし1億円以上必要だったら、ムリー!って思ってしまいますよね。
でも表を見ると、生活費が下がれば下がるほど、必要な金額のハードルも低くなっているのが分かりますよね。
つまり、生活費を下げることがFIREへの近道なのです。
ここからはFIREするための道筋について、解説します。
FIREを実現するための道筋
固定費を下げる
生活費を下げるには、まずは固定費の見直しが王道です。
電気代、ガス代、Wi-Fi代、スマホ代の見直しから始めましょう。
固定費を見直す際のポイントは、生活費の割合を多く占めているものから見直すことです。
電気をこまめに消すことよりも断然効いてきます。
投資を始める
貯金をするだけではお金は増えません。
貯金したお金を投資して、お金に働かせることで、少しずつ資産が増やしていけます。
もちろん投資という限り、マイナスになることはありますが、長期投資、分散投資の目線で考えればリターンはプラスになる可能性は高いです。
私も投資をしています。主に株式投資やインデックス投資でコツコツお金を増やしています。
それに、FIREは資産運用で収入を得るのが前提です。
FIREするためにも投資をしていることが必須になるでしょう。
サイドFIREを選択肢に入れる
サイドFIREとは、資産からの収入も得ながら、週2日とかで働いたり、副業で収入を得たり、完全にリタイアするのではなく、プチ労働するスタイルのことです。
例えば、10万円生活費がかかるうちの、5万円は自分で稼いで、5万円は不労収入で賄いたいとした場合、1500万円もハードルは下がります。
早期退職して全く働かない生活ではなく、適度に働くならいいかなと思えるなら、サイドFIREの選択肢も一つだと思います。
まとめ
FIREに必要な金額の計算方法は、
月の生活費×12ヶ月×25年分。
月35万円の生活費がかかる人は1億円以上必要になりますが、月10万円だったら3000万円になります。
今の生活費から必要資金を算出して目標にするのもアリですが、生活費を抑えると同時に目標金額を下げるほうが現実的ですね。
大きな目標も小さな一歩から。
貯金と資産運用を始めて、自由で豊かな生活を目指していきましょう!